« ソトコトがおくる、映像イベントSOTOKOTO PRESENTS “AFRICAN NIGHT” | トップページ | 「モノたちの反乱」 19 »

February 05, 2005

「モノたちの反乱」 20

20

人や動物のためには病院があります。モノのためのお医者さんがいても、いいではありませんか。服がやぶけたらつぎはぎをしよう。傘が言います。「ちょっと破れただけなのに、もう使ってもらえないんだから。
「僕たちには修理するための2本の手と10本の指があるぞ。」
「やる気さえあれば大丈夫」

「もう君たちが捨てられるのはごめんだ」とニコラは言いました。
年老いた電気湯沸かし器が会議の終了を宣言しました。

モノは捨てられたり、しまわれたりするためにつくられたのではありません。モノたちは再び使われる機会を首を長くして待っています。不要になったものが必要としている人の元へ渡ったり、必要な時に必要なものを借りられるモノ共有棚が街にあったらいいですね。モノ愛護団体をつくってもいいし。動物愛護団体だってあるのだから。

エピローグ
モノたちは再び生き返ったような気がした。
人々がモノ共有棚を訪れてモノを必要なとき、必要なものを借りていきます。
ゴミ箱は、再び小さくなりました。
煙突はもう黒い煙を出しません。
子どもたちの咳も、やみました。
静かに季節が流れます。
人とモノは優しく一緒に年をとっていきます。
おしまい。

始めに戻る

2005 02 05 [「モノたちの反乱」byアトリエ・グリズー] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/56372/2805645

この記事へのトラックバック一覧です: 「モノたちの反乱」 20:

コメント

コメントを書く