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ピアニカ前田 最先端の鍵盤ハーモニカ奏者。 »


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photograph by
Rai Shizuno
自分が持っているものの中には、ことあるごとに引っぱりだされるという、どれだけ時間が流れてもまったく色褪せないものがあって、そんな年代ものになりうるのはたいてい、ワケもなく心地のよいものだったりする。リトルテンポの新作『山と海』とのファーストコンタクトは、そんなダブやレゲエという形容も飛び越えた“年代もの”の予感をさせる、軽快でいて深く温かな味わい。ジャケット写真の情景の中からポコッと生まれたような、匂いさえ感じられる音だった。
このリトルテンポのサウンドリーダーで、スティールパン奏者の土生“TICO”剛さんは、東京生まれ、東京育ち。このアルバムには、昨年の夏、「長野の安曇野でひとり合宿した」時に生まれたという曲もいくつか収録されている。
「都会に生まれ育ったからか、自分の中にはいつも自然への憧れがあるんですよね。東京を離れて、ボケーっと山でも眺めながら楽器を弾いて……そこで自然に出てきたものをそのまま形にした。だから、これは自然のなせる業なんです(笑)。こうしてやろうっていう作戦もなく、野心に燃えて……みたいなこともなくて。自分が演奏しながら感じたキモチよさが、誰かにも伝わればいいなという感じですかね」
子供の頃から「自慢じゃないけど、左脳がない(笑)」という土生さんを媒介に繰り広げられる、どこまでもポジティブで自然感覚なグッドミュージック。そして、朝焼けの繊細なグラデーションに浮かび上がったタイトルにも、思わずニヤける響きがある。
「長野の友人たちから聞いたことなんですけど、自然の風景写真でいろんなコンテストに入選したりするアマチュアカメラマンのおじさんに、『いい写真を撮るには?』っていう質問をしたら、『カーブとかシュートはないんだよ。すべて直球!』っていう答えが返ってきたっていう。なんかいい話。だからこのアルバムタイトルも、『山と海』にしました」(文・石田エリ)
<収録トラック>
土生“TICO”剛さんインタビュー
Little Tempo リトルテンポ
今年、結成15周年を迎える9人編成のダブバンド。自らのレーベル「Sunshine Records」を設立し、3年振りとなるニューアルバム「山と海」を5月2日にリリースする。現在、高知を皮切りに、全国ツアー「Little Tempo "山と海" Tour 2008〜15th Anniversary 笑顔で逢いまShow!〜」を展開中。
●LITTLE TEMPO Official Web http://www.littletempo.com/
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LITTLE TEMPO「山と海」 |
4月 5, 2008 From SOTOKOTO, Radio SOTOKOTO | Permalink
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