おいしい料理を、さらにおいしく。食の時間をもっと楽しく演出してくれるのが、お皿や器。
野村さんは、オリーブの木でできたカトラリーやプレートをちょこちょこ購入している。きっかけはサンフランシスコで出合った、1本のスプーン。友人からもらったオリーブの木を枯らしてしまったアーティストが、それを再生してスプーンを作った、というエピソードが気に入ったのだという。
オリーブの木はイタリア人にとって大切な財産で、1本ずつ国に登録されている。勝手には伐採できず、枯れてしまった場合などにやっと入手できる希少な素材だ。そのため高価だが、硬くて丈夫な素材なので傷がつきにくく長く使うことができる。オリーブの木でできたまな板は、刃物の傷も跡に残らないほど目が詰まっていて丈夫なのだ。
「使い込むほどにツヤが出るのもいいんですよね。洗ったらよく乾燥させて、たまにオリーブオイルを塗ってお手入れしています。これは葉山で見つけて買ったもの。モノとの出合いもひとつの巡り合わせだから、気に入ったらそのときに買うようにしています」。
その出合いによって買ったひとつが、今回、マフィンが盛りつけられた、中近東の吹きガラスでできたプレート。ガラス製ならではの清涼感と、手作りのポテッとした温かみのあるデザインが気に入ったのだとか。
「それと、ちょっとしたパーティにおすすめなのがこれ。空き瓶に、記念日やゲストの名前を入れるという利用法。これは細かいドリルでデザイナーさんが描いてくれたんですけど、どなたでもできますよ」
空き瓶が、一気におしゃれな水差しに早変わり。
器や空き瓶。自分のお気に入りを見つけることができれば、食の時間をゆっくりじっくり楽しみたくなることだろう。

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